昨年に刊行した、小谷実由さんのエッセイ集『隙間時間』。本書をより楽しんでいただくための、ZINE『談話室-隙間-』を刊行します。
自らの隙間時間を考えて文章を書いていたら『隙間時間』という本ができた。しかし、それは隙間時間をうまく使いこなせる方法が記されているわけではなく「隙間時間があったら読んでもらいたい本」になった。そして、私は隙間時間をうまく使いこなせている自信が未だにない。誰かと共有する存在でもないし、隙間時間って一体何分なのか、何時間なのか、何日なのか、それも自分の感覚でしか知らない。自分の隙間時間とばかり向き合っているとなんだか自信がなくなる一方なので、誰かの隙間時間を覗いてみたくなった。意外とみんな自分と同じかもしれないし、誰かの過ごし方を知ることで、自分の中に隠れている新しい隙間の可能性が見つかることもあるかもしれない。
私の周りにはとても魅力的に日々を過ごしていそうな人がたくさんいる。存在自体が眩しくて憧れていたり、いつも話すとたくさん面白いことを教えてくれたり、毎日を目まぐるしく過ごしていているのに全てが楽しそうだったり。彼らの隙間時間は一体どんなものなんだろう。今回は、隙間時間を上手に使っていそうだと私が信じてやまない人たちに単刀直入に隙間時間をどう過ごしているのか聞いてみることにした。
-『談話室-隙間-』 はじめに より
小谷さんとゲスト3名の方々による、それぞれのくらしの隙間時間にフォーカスした対談。三者三様、個性あふれる「隙間時間」をどうぞお楽しみください。
〈談話室1〉 中村秀一さん(SNOW SHOVELING 店主)
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鹿児島育ち東京在住 。「サッカー選手が夢だった」青年は10代に挫折を味わい旅に明け暮れ、20代に志した「フリーランスが目標」という何とも言えないパッとしない目標をグラフィック・デザインという業種でなんとか達成したものの30代には不安を抱き、自分の居場所を探して2012年にブックストアを駒沢に開業。港はできたが、未だに渡航先の定まらないボヘミアン志向の本屋です。
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〈談話室2〉 朝吹真理子さん(作家)
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1984(昭和59)年、東京生れ。2009(平成21)年、「流跡」でデビュー。2010年、同作でドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年、「きことわ」で芥川賞を受賞した。
Instagram :mariko_asabuki
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〈談話室3〉 中田クルミさん(俳優)
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1991年12月21日生まれ/俳優
主な出演作に「凪のお暇」(19/TBS)、「この恋あたためますか」(20/TBS)、「コールドケース3」(21/WOWOW)、「リコカツ」(21/TBS)、映画「こんな夜更けにバナナかよ」(18/前田哲監督)、「あの頃。」(21/今泉力哉監督)などがある。
現在、日本テレビ「ブラッシュアップ・ライフ」(毎週日曜22時30分より放送)、Netflixドラマ「今際の国のアリス シーズン2」、ABEMAオリジナルドラマ「30までにとうるさくて」出演。
instagram:kurumi_nakata
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エッセイ集『隙間時間』をお読みいただいた方は副読本として、まだ読んでいない方は『隙間時間』とあわせてお読みくださいね。
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『談話室-隙間-』
・著者:小谷実由
・出版社 :ループ舎
・形式 :並製本 80ページ
・本体価格 :1,000円+税
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数量限定、巡回イベント「SHOP隙間時間」にて先行販売いたします。
ぜひ、各書店さんにて『隙間時間』とあわせてお楽しみください。
[ 2023年 「SHOP隙間時間」巡回スケジュール ]
4/3 mon. – 4/14 thu.
スタンダードブックストア/大阪
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5/1 mon. – 5/22 mon.
TOUTEN BOOKSTORE/愛知
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5/29 mon. – 6/11 sun.
SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS/東京
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6/24 sat. – 7/17 mon.(会期が7月17日まで延長となりました)
MINOU BOOKS/福岡
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8/3 thu. – 8/14 mon.
1003/兵庫
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※内容は変更となる場合もございます。