靴にまつわる短歌と小さなエッセイをご紹介する、連載「靴のうた」。
第1回のうたを、どうぞ。
今日のお客さんは五人。なのに、玄関にある靴は四足だけ。「靴が足りないよ! どこにいっちゃったの?」なんて騒がないでください。お客さんのうちのお一人は、まだ靴を履いていない赤ちゃんなんです。でも、まるまるとした小さな足が、人生で最初の小さな靴を履く日は、すぐにやって来ます。やがてその靴は、この子にどんな自由をもたらしてくれるのでしょうか。
選歌・エッセイ 千葉 聡
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