特集
靴のうた | 2019.05.11

靴のうた -第14回- 駆け抜ける時に

靴にまつわる短歌と小さなエッセイをご紹介する、「靴のうた」。
今日がおわって、明日がやってきます。どうぞ、ご覧ください。
 
 


パンプスをフラットシューズに履き替えて夕暮れ時は駆け抜ける時

天道なお『NR』

 

 大型連休が終わりました。平日の朝は、なんであんなに辛いんでしょうね。科学技術がこれだけ発達してきたのだから、全世界の叡智を結集して、平日の朝を幸せな時間に変えられないものでしょうか。
 ともあれ、平日は容赦なくやってきます。朝は辛いけれど、仕事にとりかかると、だんだん集中力が上がります。気がかりだったことが片づくと、こころの中でガッツポーズをとります。そして、働く人にとって、いちばん華やぐのが夕暮れ時です。
 天道なおは、ワーキングマザーの歌を詠みました。仕事を終えて、保育園に向かう時、若い母は、仕事の顔を生活の顔にするのです。子どものもとへ走ってゆくことを、フラットシューズも応援してくれます。
 夕暮れ時、この人は、自分らしいきれいな表情をしていることでしょう。
 読者のみなさんにも、(そして私にも)、そんな夕暮れがたくさん訪れますように。

 
選歌・エッセイ 千葉 聡

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